片づけにどうしても手をつけられない時の対処法
今回は、こんまりメソッドの具体的な片づけ方に入る前にお話ししておきたい大事なこと。
この仕事をするようになって、「片づけをしなきゃと思っているのに、どうしても手がつけられない」という方とお会いするようになりました。とてもつらい思いをして悩んでいらっしゃいます。
世の中では、片づけをする利点が多く語られています。一見、片づけることはよいことしかないように思われていますよね。でも、物事にはなんでも二面性があります。ですから、片づいた整った状態がよいことと、そうでないことがあるのです。
裏を返せば、片づいていない状態も、人によってはその方がよい場合があるということ。
多くの方は、「そんなことある?」と思うかもしれません。
片づけもスキルのひとつ。本来は、習って繰り返し練習すれば、身につくものなのです。お料理と一緒。
だから、片づけがニガテと思っていた方も、今までは単に片づく考え方や方法を知らなかっただけ。レッスンや講座で学びながら繰り返し実践することで、できるようになっていきます。
皆さん最後まで片づけ終わると、「私にも片づけできた♪」「片づけも後天的に出来るようになることがわかりました。」とおっしゃいます。もう悩んでいた顔はありません。笑顔です。
ほとんどの場合、性格や遺伝ではないのです。
でも、それが頭でわかったとしても、片づけられない方がいらっしゃいます。良い悪いはないです。
片づけられないのではなくて、実は、あえて散らかるようにしている場合もあるのです。
これは、「潜在意識」がそうさせているので、初めは本人でもそのわけに気づかなかったりします。
人は、基本、自分の安全安心を守るために行動しています。
この潜在意識で、無意識に動いているものが考え方や行動の習慣、クセと呼んでいるものです。ほとんどの場合、自分を守るために、7歳くらいまでに出来上がると言われています。
こういった考え方や行動のクセが大人になって片づけを拒むことになる場合があるのです。
なので、本人からしても散らかすという一見好ましくない状態に感じることでも、その方が実は自分の安全安心を守っていることがあるのです。
理由は、ひとによってさまざまです。
好ましくないと思っている習慣を目にしなくてはいけないから、本来向き合わなくてはいけない課題と向き合わなくてはいけなくなるから、というものから、思いがけない理由まで。。。
片づけも他のことと同じで、「する・しない」の選択ができます。
頭では、「片づけしなきゃ」と思いながら、どうしても身体が動かないことでくるしい思いをするくらいなら、
一旦、「自分は片づけをしたくないのだな」と現状を受け止めてみる。
そして、「片づけをしない」を選択してみるのも一つの手です。すると片づけしないことで守ってくれている「もの」が弱わまります。
もしくは、これを機に自分と向き合って片づけを拒んでいる「もの」を探してみるのもいいかもしれません。それは、怖いものではなく、あったかいものだと感じるはずだから。何より、それに気づくとラクになっていきます。
とにかく、まずは一旦、ゆるめて自分をラクにしましょう。
最後までお読みくださりありがとうございます。
この後も素敵な時間をお過ごしください。
こんまり®︎流片づけコンサルタント
ライフコーチ
籔田育子
思考の整理をしながら『自分の可能性を広げて心地よい生き方へシフトする』
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