やりたいこと・目標はないとダメ?
やりたいこと・目標に向かって進んでいる人ってきらきらして見えますよね。でも、自分がやりたいことがないとき、目標が見つからないときだと、そんな人が羨ましく思えて落ち込んでしまったりしませんか。そして、「自分がやりたいことってなんだろう」と考え込んでしまう。
私もあるきっかけで目標がなくなり、もやもやしていた時期がありました。
それは、新入社員で入った企業で、突然、営業部署に配属になったことがきっかけ。もともと、理系採用で入社し、技術畑を歩みたいと考えて入社しました。ところが、新入社員研修で人事面接があり、配属されたところが希望とは全く違う営業部。
技術がわかった方よいサービスを担当している部署だったので、当時の担当常務が理系で営業ができそうな新卒を希望していたようです。ほとんどが理系でした。
でも、個人的には、そもそも自分にその適性があるとも思っていなかったですし、何より、やりたいことではなかったので、すごくモチベーションが下がりました。好きで入った会社だったのに嫌いになりそうでした。
幸い、常務をはじめ、上司、先輩、同期にも恵まれ、なんとか毎日を過ごしていましたが、モチベーションは相変わらず低いまま。
上司との面談で「3年後、何がやりたい?」「どうしたい?」と聞かれても、その時点からの延長で考えると、営業として出世欲があったわけでもないので、答えが出てこなかった。かといって他の部署への異動も選択肢にはなかったのでもやもや。
考えても、なかなか答えが出てこないから、そんな時の「何がやりたいの?」「どうしたいの?」の質問は辛くなります。。。
そのうち、モチベーションが低い自分がイヤになり、まずは目の前にある、やるべき仕事に集中することにしました。すると、もやもやが消えて、仕事も進み、結果が少しずつ出始めました。そして、また新しい仕事・役割が与えられました。
そんなふうにして積み重ねていくと、あるとき「今これができているのは、前にあの仕事や経験をしたからだな」と繋がっていることに気づきました。その後は、外資系企業に転職して、世界も広がって行きました。
今では、独立して仕事をしています。当時は考えられなかった状況です。でも、今までの経験が役に立っていることが多いです。
コーチングの目的は、目標を達成することです。(そのために必要な課題を見つけて取り除くことも含まれています。)もちろん、セッションではクライアントさんの叶えたいことを達成するために伴走します。
でも、目標が見つからない時はあせらず、しばらくは目の前にある、やるべきことに集中して取り組んでみるのも一つの手です。
動いているうちに経験を積んで、さまざまな出会いがあって、時には影響を受けて、やりたいことが見つかるかもしれません。すると、将来「あの時にあの経験をしていたから、今の自分はこれができているんだな。」と思える時がくる。
最近もちょっとこのトラップにハマりそうになったのですが、出てきた答えは「今、何ができるか?それをどうやったら楽しくできそうか?」を考える方が大事だということでした。
目標はあってもいいし、なくてもいい。どちらでもOK!それより、今この時間を大切に。
こんまり®︎流片づけコンサルタント
ライフコーチ
籔田育子
『自分の可能性を広げて心地よい生き方へシフトする』
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