FAQ|「捨てるモノを選ぶのと、残すモノを選ぶのって同じでしょ?」

答えから言いいますと、「違います」です。

そもそも視点が違います。川の向こう岸に移動してこちら側を見るかのように。捨てるモノだけを見ていると、持っているモノがはっきりしません。結局、自分のたりない部分を見ているようなもの。一方、残すモノに焦点を当てると、自分が持っているモノを認識できるようになります。もともと自分が好きだったモノ(ときめき)を思い出すようになります。

そして、残るモノの数が違います。自分の好きなモノと苦手なモノってある程度はっきりわかると思います。でも実は「気にしてないモノ」というのが案外多いんです。例えば、テレビやラジオの番組、食べ物、なんでもいいのですが、苦手なモノを選んだだけでは、好きなモノだけでなく、気にしてないモノも残ります。ときめきで残すモノを選ぶと、好きなモノと、気にしていないモノの中でも残すと決めたモノしか残りません。もうおわかりですね。

こんまり流片づけ法では、カテゴリー毎(モノ別)に一旦全て出してから、自分のときめき感覚で、残すモノをひとつひとつ選びます。自分の持ち物の棚卸しです。ですから、捨てるモノを選ぶのと、残すモノを選ぶのって同じではありません。お時間あれば、ひとつのカテゴリーで試してみてくださいね。実感できると思います。